AIの質問には、必ず「おすすめ」を付けさせる。社長に技術の質問はしない
AIに仕事を任せていると、ときどき、こういう質問が来ます。
「この部分は、Aの方式とBの方式、どちらで作りますか?」
正直に言うと、私には分かりません。
コードは書けませんし、方式の違いも説明されてようやく半分分かる程度です。
そして、私が答えるまで、AIはそこで止まっています。
答えられない質問で、仕事が止まっていた
2026年9月、AIの「承認待ち」を数え直してもらいました。
私の返事を待っている仕事は、504件ありました。
中身を見ると、多くは私が答える必要のないものでした。
AIが「これは確認したほうがいいかも」と広めに判断して、私に回していたのです。
判断の基準を直したところ、351件はAIが自分で進めてよいものでした。
本当に私が決めるべきものは、153件でした。
※件数は2026年9月時点の自社の記録です

質問の決まりは3つ
ここから、AIが私に質問するときの決まりを作りました。
1. 質問には、必ず「おすすめ」と理由を付ける
「どうしますか?」ではなく、「Aをおすすめします。理由は〜です。Bにする場合は〜」。
私は、おすすめでよければ押すだけ。違うと思えば別を選ぶ。
選択肢はボタンで出してもらい、ワンタップで答えられるようにしました。
2. 技術の質問は、私に聞かない
方式、設定、作り方。こういうことはAIが自分で決めて進め、結果だけ報告する。
私に聞いていいのは、お金、お客様、人、事業の方向の話だけです。
3. 戻せることは、聞かずに先に進める
おすすめどおりに進めて、あとから「こう進めました」と報告すればいい。
止まって待つのは、送信や支払いのように戻せないことだけです。
人の会社で言えば、「で、君はどうしたいの?」
部下から「どうしましょう?」と聞かれたら、
多くの社長は「で、君はどうしたいの?」と聞き返すと思います。
案を持ってきてくれれば、判断は一瞬で済みます。
案がないまま聞かれると、社長が調べるところから始めることになる。
AI社員にも、まったく同じことを求めました。
質問するなら、答えの案を持ってくる。
それだけで、私の1日の「止まっている時間」が、目に見えて減りました。
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