本番の夜にAIが使えなかった。犯人は、昼にAIへ頼んだ「資料づくり」だった

うちのAI社員は、契約しているプランの中で動いています。
プランには「一定時間に使える量」の上限があります。

ふだんは気にならない量です。
でも2026年8月のある日、それが一番まずいタイミングで尽きました。

夜9時の本番で、AIが残っていなかった

その日の夜9時から、勉強会の本番がありました。
私は本番中も、いつものAIに相談しながら進めるつもりでした。

ところが、本番前の時点で、その日に使える量がほとんど残っていなかった。
とっさに別のAIに切り替えて、なんとか乗り切りました。

※2026年8月時点の自社の記録です

使い切ったのは、昼の「資料づくり」

何に使ったのかを調べると、原因はすぐ分かりました。

勉強会で使うスライドを、昼のうちにAIへ作らせていたのです。
しかも3回。

  • 最初に一から作る
  • 直前チェックで、もう一度まるごと作り直す
  • 本番直前のチェックで、さらにもう一度

毎回、大きな資料を全部書き出し、元データも全部読み込み直していました。
これで、夜に私が使いたかった分を、昼のうちに先に使ってしまった。

昼の資料づくりでAIの枠を使い切り、夜の本番で別のAIに助けてもらった様子
昼の資料づくりでAIの枠を使い切り、夜の本番で別のAIに助けてもらった様子

AIは言われたとおり丁寧にやっただけです。
問題は、どの仕事にどのAIを使うかを決めていなかった私の側でした。

「考える仕事」と「作業」で、AIを分ける

この日から、使い分けを決めました。

判断の要らない重い作業は、最初から別のAIに回す。

スライドの量産、記事のまとめ書き、大きな資料の書き出し。
こういう「型が決まっていて、量が多いだけ」の仕事は、相談相手のAIにやらせる必要がありません。

相談相手のAIには、材料を集めることと、最後に中身を確かめることだけを任せます。

あわせて、2つ決めました。

  • 直前チェックは、作り直さない。前回から変わったところだけを出す
  • 本番がある日は、その時間に使う分を最初から残しておく

人の会社で言えば、社長の時間を雑務で埋めない

会社でいちばん判断が上手な人に、コピー取りや資料の清書をさせる会社はありません。
その人の時間は、判断が要る場面のために空けておきます。

AIも同じでした。
一番頼りにしているAIの枠は、一番大事な場面のために残す。
作業は、作業が得意なAIに任せる。

AIを増やすほど、「何をさせないか」を決めることが大事になってきます。