AIの自動報告で、社内チャットが埋まった。報告は1日1本にまとめることにした

AI社員に仕事を任せるとき、最初はどうしても「ちゃんとやった報告」が欲しくなります。
私もそうでした。

届いたメールを取り込む自動の仕事を作ったとき、15分ごとに動くたびに、社内チャットへ報告を出すようにしていました。
「取り込みました」「新しいものはありませんでした」。

気づけば、チャットがAIの報告だらけ

数日で、チャットの部屋がAIの報告で埋まりました。
15分ごとなら、1日で90回を超えます。中身のほとんどは「特に変化なし」です。

困ったのは、人からの大事な連絡が、その間に挟まって流れていくことでした。
報告を見るために作った部屋が、報告のせいで読めなくなっていた。

山のような自動報告に大事な連絡が埋もれる状態と、朝1本の報告にまとめた状態の対比
山のような自動報告に大事な連絡が埋もれる状態と、朝1本の報告にまとめた状態の対比

※2026年7月時点の自社の運用です

仕事は止めない。報告だけ黙らせる

そこで決めました。

報告は、毎朝8時の日報1本にまとめる。

ここで大事なのは、仕事そのものは止めなかったことです。
15分ごとの取り込みはそのまま続けて、チャットに書き込むのだけをやめました。
「うるさいから止める」と、必要な仕事まで消えてしまいます。

これまでに出ていた報告52件も、まとめて消しました。
AI自身が書いた投稿なので、AIが自分で消せます。

新しく何かを作るとき、最初に「報告の頻度」を決める

この件のあと、自動の仕事を新しく作るときの決まりが1つ増えました。

作る前に、報告をどう出すかを先に決める。

  • 困ったこと・人の判断が要ることは、すぐ知らせる
  • それ以外は、朝の日報にまとめる
  • 試運転のための一時的な報告も、数日で見直して畳むか、日報に入れる

「動いた」「終わった」を毎回知らせる必要はありません。
知らせるべきなのは、いつもと違うことが起きたときだけです。

人の会社で言えば、「何かあったら言って」

新人さんに「終わったら毎回報告してね」と言うと、最初は安心です。
でも人数が増えると、上司は報告を聞くだけで1日が終わります。

慣れてきたら「何かあったら言って。あとは夕方にまとめて」に変える。
AI社員にも、まったく同じ切り替えが要りました。

AIは、何回報告しても疲れません。
だからこそ、報告の量を決めるのは人の側の仕事です。