外部のAIに「おまかせ」で頼むと、古い版に落ちても気づけない

外部のAIの新しい版が出たので、うちの仕組みも切り替えようとしました。
調べてもらうと、一部はすでに新しい版で動いていました。

良い知らせのはずなのに、私はかえって不安になりました。
誰も切り替えていないのに、勝手に新しくなっていたからです。

「おまかせ」は、どちらにも転ぶ

理由は単純でした。
うちの仕組みは、相手のAIに「どの版を使うか」を指定せず、相手の既定(おまかせ)で動かしていたのです。

今回は、相手の既定が新しい版に変わったので、たまたま新しくなっていました。
でも、逆もありえます。

  • 相手の都合で、既定が別の版に変わる
  • 新しい版がうまく動かず、古い版に戻される
  • 場所によって、使っている版がばらばらになる

どれが起きても、こちらには何の知らせも来ません。
答えの質が少し落ちた気がする。でも、原因が版なのか、聞き方なのか、分からない。
これがいちばん困ります。

似た箱が並ぶ棚から、使うものを名指しで指定し、切り替えは1か所のつまみでまとめて行う様子
似た箱が並ぶ棚から、使うものを名指しで指定し、切り替えは1か所のつまみでまとめて行う様子

版は名指しで指定する

そこで、AIを呼び出しているすべての場所で、使う版を名指しで指定するようにしました。

あわせて、版の指定は設定の1か所にまとめました。
次に新しい版が出たら、その1か所を書き換えるだけで、全体が一斉に切り替わります。

  • 版を名指しする → 勝手に変わらない
  • 指定を1か所にまとめる → 変えるときは一斉に変えられる

切り替える前に、本当に動くか確かめる

切り替えるときは、いきなり全体を変えません。
まず新しい版に実際に問い合わせて、まともな答えが返ってくるかを確かめてから、指定を書き換えています。

「新しい版が出た」という情報だけで切り替えると、名前を1文字間違えただけで全部止まることもあるからです。

人の会社で言えば、取引条件の「書面化」

これは、取引先との約束に似ています。
「いつもの感じで」と頼んでいると、相手の担当が変わったときに中身が変わっても、こちらは気づけません。

AIも同じです。
使う版を自分で決めて、書いておく。変えるときは、自分の意思で変える。
道具に振り回されないための、小さな決めごとです。