「保存」を押しても保存されない。原因は、見せたものを捨てていたことだった
SNSで気になる投稿を見つけたら、そのURLを貼り付けるだけで、AIが中身を取ってきて見せてくれる仕組みを使っています。
中身を確かめて「保存」を押せば、自分の知識の棚に入る。そういう流れです。
ところがある日、何本か続けて貼ったら、画面には中身が出ているのに、保存を押しても何も残りませんでした。
見せたものを、保存のときに捨てていた
調べてもらうと、原因は意外なところにありました。
画面に中身を見せるとき、AIは一度、投稿を取りに行っています。
ところが保存を押すと、その取ってきた中身を使わずに捨てて、もう一度取りに行き直していたのです。
これには3つの問題がありました。
- 時間が倍かかる:同じものを2回取りに行っている
- 同じものが返ってくるとは限らない:AIは、聞くたびに少しずつ違う答えを返すことがある
- 続けて頼むと断られる:短い時間に何度も頼むと、相手のサービスがしばらく受け付けなくなる
何本も続けて貼ったときに、3つ目が効いてきて、保存のための取り直しだけが空振りしていました。
画面で見えていた中身は、保存されないまま消えていたわけです。

直し方は「見せたものを、そのまま渡す」
直し方はシンプルでした。
- 画面で見せた中身を、保存のときにそのまま渡す
- 見せた中身が無いときだけ、取りに行き直す
- 中身が空のときは、空のまま保存しない
3つ目も大事です。空振りした結果を「保存しました」と言われるのが、いちばん困るからです。
二度手間は、それ自体が事故のもと
この件で学んだのは、二度手間は遅いだけでなく、事故の入り口になるということでした。
人の仕事でもあります。
お客様と電話で確認した内容を、伝票を書くときにもう一度お客様に聞き直す。
二度目で答えが変わったら、どちらが正しいのか分からなくなります。
一度確かめたものは、確かめた形のまま次の工程に渡す。
AIに仕組みをつくらせるときも、この「受け渡し」がどうなっているかを一度聞いてみる価値があります。