AIの質問に「回答欄」を付けさせた。表で出された回答欄には、書き込めなかった
AIに仕事を頼むと、よく質問が返ってきます。
「①〜⑤について教えてください」。
これに答えるのが、地味に面倒でした。
質問だけ渡されると、答える側が段取りをする
5つの質問が並んでいると、答える私は次のことを考えることになります。
- ①にはどう書けばいいのか
- ②と③はまとめて答えていいのか
- 答えた文章を、AIはちゃんと①〜⑤に振り分けてくれるのか
質問されているのは私なのに、答え方の段取りまで私がやっている。
これでは、AIに仕事を任せた意味が半分なくなります。
2026年8月、AIにこう伝えました。
「項目を並べて聞くなら、それぞれに答える欄も用意してほしい」
最初に出てきたのは「書き込めない回答欄」
AIはすぐに直してきました。
質問ごとに1行、右側に「回答欄」の列がある、きれいな表です。
ところが、そこに書き込もうとしても書き込めません。
画面に表示されているのは、ただの表の絵でした。
見た目は申込用紙なのに、実際は紙に印刷されたお手本だったわけです。
「書き込みができない」と伝えて、表で回答欄を出すのはやめさせました。
落ち着いた形:選ぶだけで答えられる
最終的に、AIの質問は次の2つの形に決めました。
1問だけのとき:選択肢のボタン
「AとBのどちらにしますか」なら、AとBのボタンが出る。押せば答えになる。
何問もまとめて聞くとき:項目ごとの入力欄+候補
項目ごとに入力欄があり、その下に「よくある答え」の候補が並ぶ。候補を押せば欄に入り、必要なら書き足す。

そして、「教えてください」の丸投げは禁止にしました。
私がやるのは選ぶことだけ。選びやすい候補を考えるのは、AIの仕事です。
※2026年8月時点の自社の記録です
なぜこれが効くのか
社長の時間で一番高いのは、判断の時間です。
その判断の前に「どう答えればいいか」を考えさせられると、判断そのものが後回しになります。
人間の部下でも同じです。
「どうしましょうか」と聞いてくる部下と、「A案とB案があります。どちらにしますか」と聞いてくる部下。
後者のほうが、社長の返事は圧倒的に早くなります。
前に、AIの質問には必ず「おすすめ」を付けさせる話を書きました。
今回の回答欄は、その一歩手前の話です。
- 質問には、答える器を付けて渡す
- 器は、本当に書き込めるかを確かめる
- 社長には、選ぶだけの状態で渡す
AIへの最初の注文として、かなり効き目のある1つでした。