エラーで止まったまま、私の返事を待たない。AI社員に「自分で立て直す範囲」を渡した
AI社員に仕事を任せて、しばらくしてから画面を見ると、こう書いてあることがありました。
「エラーが出ました。どうしますか?」
そして、そこから何時間も、何も進んでいない。
AIは、私の返事を待ってじっと止まっていたのです。
いちばんもったいないのは「止まっている時間」
エラーの中身を見ると、たいていは大したことではありませんでした。
- 相手のサービスが一瞬混んでいて、つながらなかった
- 読みに行ったページが別の場所に移っていた
- 途中で作業が中断されて、続きが残っていた
どれも、もう一度やるか、別の道を通れば済むものです。
私が見ても「もう一回やって」と言うだけ。
その一言のために、半日止まっていたことになります。

「自分で立て直していい範囲」を渡した
そこで、AIにこう伝えました。
エラーが出ても、止まったまま待たない。自分で立て直して、続きをやる。
具体的には、次の順番です。
- いまどこまで進んでいたかを、自分で確かめる
- もう一度やれば済むものは、黙ってやり直す
- 別の道があるなら、道を替えて続ける
- それでも駄目なときだけ、状況と選択肢を添えて私に聞く
4つ目が大事です。
「エラーが出ました」だけでは、私が調べ直すことになります。
「こういう理由で止まっています。AとBの道がありますが、Aがおすすめです」と来れば、私は選ぶだけで済みます。
ただし、戻せないことの前では止まる
なんでも自分で進めていい、というわけではありません。
立て直しの途中でも、次のことの前では必ず止まるようにしています。
- お客様や取引先に向けて、何かを送ること
- 何かを本当に消してしまうこと
- お金を払うこと
これは、うちのAI社員全員に共通の線です。
戻せるなら進む。戻せないなら止まる。
エラーからの立て直しも、この線の内側でやってもらいます。
人の会社で言えば「現場判断の範囲」
人の職場でも、コピー機の紙詰まりを毎回上司に報告する人はいません。
自分で直して、仕事を続けます。
一方で、お客様への返金は、自分の判断ではしない。
AI社員にも、この「現場判断の範囲」を最初に渡しておく。
それだけで、朝起きたら仕事が止まっていた、ということがぐっと減りました。