AIにためた知識が、どこに何があるか分からなくなった。辞書のように引ける形に並べ直した
AI社員には、毎日いろいろなことを学ばせています。
本の要約、勉強会のメモ、仕事で決めたこと、失敗から引いた決まり。
ためること自体は、うまくいっていました。
困ったのは、ためるほど、どこに何があるか分からなくなったことです。
知識の置き場が、生きていなかった
知識は、テーマごとにいくつもの場所に分かれて置かれていました。
画面には「知識の置き場」という入口もありました。
でも、私はほとんど開いていませんでした。
開いても、自動で集めた記事のまとめや、もう片付けた古いメモが混ざっていて、
欲しい知識にたどり着く前に疲れてしまうのです。
2026年8月、「これを辞書のように引けるようにしたい」と決めました。

まず「入れない」ものを決めた
辞書づくりで最初にやったのは、入れるものではなく入れないものを決めることでした。
- 自動で集めてきた記事のまとめ
- もう片付けが終わった古いメモ
これを外して、残ったものをテーマごとに並べます。
数えてみると、候補は370ありましたが、そのうち240はノイズでした。
辞書に残ったのは130、テーマにすると125です。
※件数は2026年8月時点の自社の記録です
中身は書き換えず、並べ方だけ変えた
知識の中には、同じテーマなのに書き方が少しずつ違うものがありました。
「AI活用」と「AIの使い方」のような、表記のゆれです。
ここで、元のメモを書き換えて揃えることはしませんでした。
書き換えると、どこかで別の仕組みが壊れるおそれがあるからです。
元はそのままにして、辞書の側で同じテーマとして扱うようにしました。
説明文は、毎週AIが書き足す
辞書には、テーマごとに短い説明文を付けています。
「このテーマには何があって、どう使うか」が1段落で分かるものです。
ただ、全部を一度に書かせるのはやめました。
毎週月曜の朝、説明文がまだ無いテーマや、中身が増えたテーマを見つけて、
1回に5つまでAIが書き足していきます。
少しずつでも毎週進めば、辞書は勝手に育っていきます。
人の会社で言えば「共有フォルダの目次」
人の会社でも、共有フォルダに資料がたまり続けて、
結局「あの資料どこ?」と人に聞くことになる、という話はよくあります。
足りないのは資料ではなく、目次です。
AIにためた知識も同じでした。
ためる仕組みと同じだけ、引ける仕組みが要る。
知識が100を超えたら、一度並べ直してみる価値があると思います。