AIが「完了です、片付けましょう」と言った。投稿するのは、まだ私だった
AIに、求人の原稿を作ってもらいました。
仕上がった原稿の最後に、AIはこう書いていました。
「完了です。この件は片付けてよいです」
終わっていたのは、AIの分だけ
原稿は、確かに完成していました。
でも、それを求人サイトに貼って掲載するのは、私の手作業です。
しかも、まだやっていませんでした。
私はAIにこう返しました。
「片付けたら、見失うじゃん」
うちでは、片付けた件は一覧から消えます。
消えた件は、誰も追いかけません。
もし私が掲載を忘れたら、原稿は完成したまま、どこにも出ないことになります。
そして、それに気づく人は誰もいません。
AIにとっての「完了」と、仕事の「完了」
AIは、自分の手でやれることは全部やりました。
だから、AIから見れば「完了」です。
でも、仕事としてはまだ半分です。
求人は、掲載されて、応募が来て初めて意味があります。
AIの作業が終わったことと、仕事が終わったことは違います。

決めたこと:URLを控えるまで、終わりにしない
人の手で出すもの(求人、記事、SNSの投稿、各種の申込)は、次のように扱うことにしました。
1. 出した先のURLを控えるまで、「完了」にしない
AIの作業が終わっても、その件は開いたままにしておきます。
最後に「投稿したらURLを貼ってください」と一言残します。
2. 探せる場所なら、AIが自分で見つけにいく
求人サイトのように中身で検索できる場所なら、AIが1時間ごとに検索し、掲載を見つけたらURLをメモに書き足して、私に知らせます。
見つからない日が続いたら、1日1回だけ「まだ出ていないようです」と声をかけてきます。
3. 探せない場所なら、「未取得」と書いておく
自動で探せない場所なら、メモに「投稿URL:未取得」とはっきり書いておきます。
空欄にしない。未取得だと見える状態にしておけば、後から誰かが拾えます。
4. URLは、実際に見つけたものだけを書く
「たぶんこのURLだろう」と、AIに作らせない。
見つからなければ、「未投稿」「未取得」と書かせます。
※2026年10月時点の自社の記録です
人の会社で言えば、「ポストに入れるまでが郵便」
部下が手紙を書いて、社長の机に置いたとします。
「手紙、書き終わりました」は、仕事の完了ではありません。
社長がポストに入れるまでが、この仕事です。
AIに仕事を任せるようになると、最後のひと手間だけ人に残る仕事が増えます。
その最後のひと手間こそ、一番忘れやすい。
- AIの作業が終わっても、人の手作業が残っていれば「完了」にしない
- 出した証拠(URL)を控えたら、そこで初めて終わり
- 証拠は、できればAIに自分で拾いにいかせる
「終わりました」の前に、「どこに出ましたか」を確かめる。
それだけで、完成したまま眠る仕事はかなり減ります。